できるだけ押さえつけない
治療を心がけています
I try to treat as little as possible
怖がるお子様の身体を押さえつけて歯の治療を行うと、その体験がトラウマとなってしまうおそれがあります。そのため、当院では無理に治療を進めることは極力いたしません。治療の際は、まず歯磨きのトレーニングなどを行い、診療室の雰囲気に慣れていただきます。むし歯がある場合は、薬剤を塗って進行しないように処置を行います。
押さえつけて治療をしないということは、お子様に自信を付けていただくためでもあります。苦手だったことができるようになることは、お子様にとっても喜ばしいはずです。歯科医院に対して自信が付いたお子様は、治療が必要になった時に自ら進んで診療台に座り、お口を開けられるようになるでしょう。
治療練習プログラム
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Flow
広いアクティビティースペースや相談室でスタッフとコミュニケーションをとります。
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Flow
診療室に入るのが不安だったら、アクティビティースペースで歯みがきの練習をします。
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Flow
診療室に入れたら、まずは診療台に座ってみましょう。座れなくても大丈夫、ママのお膝に座って一緒にごろんとしてみましょう。
ここで、アクティビティースペースに戻っても大丈夫。 -
Flow
まずは歯みがきからやってみよう。
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Flow
慣れてきたら、イスを倒してみよう。自分でスイッチONも大丈夫。
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Flow
次は、いよいよ歯医者さんの
器具に慣れてみよう。- 風を手にかけたり、
頬にかけたりして
大丈夫だったら
お口にもチャレンジ - 次は、掃除機
- いよいよ、お口の中に掃除機を
入れながらお水を出してみよう。 - 回転する機械も
自分で触ってみよう。
- 風を手にかけたり、
これらのトレーニングは、一人ひとりのペースで進めます。慌てません、褒めながら進めます。
おうちの方も、通院されるのは大変かもしれませんがご協力お願いいたします。
予防に重点を置いた
診療を行っています
お子様のお口にむし歯を発見して初めて、歯科受診をお考えではありませんか?その状態では治療を繰り返すばかりになってしまうため、おすすめしません。お口の発育を問題なく促すためにも、予防を採り入れる必要があります。当院では、お子様のお口が健やかに成長するよう、予防を重視した診療を行っています。
具体的には、フッ素塗布や食生活へのアドバイスなどを行っています。むし歯は生活習慣からの影響を強く受ける、お口のトラブルです。予防を重視した診療を通じて、お子様のお口のケアに取り組みましょう。
むし歯治療や予防で行うこと
コンポジットレジン充填
セラミック粒子と合成樹脂を併せた複合プラスチック素材で、むし歯や歯の欠けた部分を補う方法です。歯科用接着剤と一緒に詰め、光を当てて固めます。以前は耐久性が低かったのですが、現在は機能性が高くなってきています。
フッ素塗布
歯の表面に直接フッ素を塗り、むし歯になりにくくする処置です。フッ素溶液を綿に含ませて塗る方法とトレーに入れて装着する方法があります。1年に何度か行うことでむし歯予防効果が高まります。歯が生えてから約3年間は特にむし歯リスクが高いため、続けることをおすすめします。
局所麻酔法
局所的に麻酔を効かせる方法で、表面麻酔、浸潤麻酔法、伝達麻酔法の三つに分類されます。表面麻酔は注射の痛みを和らげるために歯肉の表面を麻痺させる方法です。浸潤麻酔法は治療の際に行う最も一般的な麻酔方法で、治療をする歯の下の歯肉に注射します。伝達麻酔法は下顎の歯を治療する際などに、奥歯の後方に注射をする方法です。
むし歯治療のQ&A
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むし歯のケースが多いですが、その他にも歯が黒くなる原因はあります。例えば、着色汚れ、歯髄死、サホライドの塗布などが挙げられます。このうち、歯髄死とは外傷やむし歯により歯の神経が腐ってしまうことです。神経が死んだ歯は全体的に変色しやすくなります。また、サホライドはむし歯の進行を止める薬で、これを塗るとむし歯部分が黒く変化します。
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むし歯は歯垢の中のむし歯菌が原因で起こります。むし歯菌が糖分を取り込み、酸を出すことで、歯が溶けるというメカニズムです。予防をするには、糖の摂取を控え、口腔内が酸性になる時間を減らし、歯質を強化することが必要になります。食後の歯磨きを行うとむし歯予防になるのは、汚れの除去によりむし歯菌のエサを減らせることと、口腔内が酸性に傾くのを防げるためです。
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これは歯の表面のエナメル質からカルシウム成分が脱灰した状態で、ホワイトスポットとも呼ばれます。放置しておくと、治療が必要なむし歯へと進行してしまうおそれがあるため、フッ素塗布などにより、様子を見ます。歯を健康に保つためにも、白濁した箇所が乳歯に見られるときは、歯科を受診しましょう。
お口の健康を守るために
定期検診を受けましょう
むし歯は進行すると、歯を削って形を補うことがメインの治療方法となります。しかし、初期のうちであれば、フッ素塗布やケアの見直しによって改善できる可能性があります。
初期のうちに発見するには、定期検診が欠かせません。歯をむし歯から守るため、自覚症状が何もなくても当院に定期的にお越しください。検診を通して患者様の歯を守るお手伝いをいたします。