乳歯の反対咬合(受け口)の「早期初期治療」
乳歯列期(2~6歳)の反対咬合(受け口)は、「治療はしないで 永久歯に生え変わるまで様子をみましょう。」とする場合があります。
その理由は 永久歯が生える時に、自然に治ることもあるからという理由もありますが、自然治癒率は7%と言われています。
そのため多くの方が、成長が進むと上顎の成長発育は阻害され、下顎の成長が助長されることで、骨格(顎関係)のゆがみが大きくなります。
そこで、乳歯列の時期に反対咬合を治しておくというのが「早期初期治療」の考え方ですが、これまで、低年齢児でも使用することができる装置がなかったり、歯の型を採るなどの治療が困難であるため敬遠されて考えられます。
プレオルソ(保険外診療)の利用で、数ヶ月で改善することが多く、永久歯列での反対咬合の予防が期待できます。