姿勢と口腔機能は関係がある?
こんにちは!
歯科医師の宮山です。
本日は「姿勢と口腔機能の関係」についてお話しします。
口腔機能とは、読んで字のごとく、お口の機能のことです。
普段のお口の使い方や状態のことを言います。
コラムでは、これまでも口腔機能の大切さについてお話ししてきました。
口腔機能は普段意識していないことも多いかと思いますが、全身の健康や健全な体の発達にとても大切なことになります。
みなさんご自分の姿勢はどうでしょうか?鏡やガラスに映った姿を見ることもあるかと思いますが、そうではない無意識の時はどうでしょうか?
なぜ姿勢と口腔機能は関係があるのでしょうか?
ここで、良い姿勢と悪い姿勢を比べてみます。
立っている時の良い姿勢とは
・膝が伸びている
・お尻の山同士をくっつける
・お腹を引っ込める
・上から糸で引っ張られているように意識し、首を伸ばして顎を引く
このような姿勢です。
反対に、悪い姿勢にしてみると、頭部が前方へ出て、時間が経つと頭部が後屈してきて、口が開きやすくなります。
また、座っているときはどうでしょうか?
座っている時はお尻が背もたれにつくように、姿勢を正して座りましょう。
姿勢を良くすることで口腔機能が、口腔機能を良くすることで姿勢が改善することにつながります。
日々少しずつ、姿勢も意識して、全身から健康になりましょう!
〈参考文献〉
宮坂乙美 (2018). おとみんのよくばりレッスン!小児の口腔機能編 株式会社デンタルダイヤモンド社,48-50.