コラム Column

歯周病が腸に影響する?

こんにちは!

歯科医師の宮山です。

本日は歯周病が全身に及ぼす影響についてお話しします。

歯周病菌が食事や歯磨きのたびに歯茎の血管に入り込むと、炎症物質が血流に入り込み、全身へ送られます。

細菌と炎症物質が血液を通して、口から遠く離れた心臓や腎臓、大腸などの重要臓器にも悪影響を及ぼします。

中でも、高脂血症や動脈硬化、糖尿病は歯周病菌の関与が特に深いと言われています。

歯周病由来の菌により、血管に炎症が起こると、それをきっかけに血管の内側の機能低下による障害や、血管壁への脂肪の沈着、さらに血管の沈着物が壊れた場所が傷となると、そこに血液が固まって血栓が作られます。

これが動脈硬化や心臓発作、脳卒中のプロセスです。

 

 

 

 

 

 

このことから、歯周病は「歯茎が腫れる」「歯が抜ける」「出血する」といった、口腔内の問題だけではないことがわかります。

以上のことから、口腔内の環境を整え、歯周病菌が腸へ入ることを防ぐことが、腸内環境の健康維持や改善には外せない要素の一つになります。

歯周病菌は歯周ポケットのプラーク中に溜まって増えるので、日々の正しいブラッシングでプラークをためないことが大切です。

定期的な歯科受診で、口腔内だけではなく、全身の健康を守りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈参考文献〉

https://www.kenkodojo.com/guts/detail5/

 

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